レポート「本当はお金なんて大っ嫌いだ。」

「お金が足りない」って、
人をとても醜くくする
呪いみたいなものだと思う。


***

「お金貸して」

「私ももうないよ。
その前に私が貸した分を返してよ。」

ブツッ。…ツー、ツー、ツー…

20代の終わり頃、
私が人生で初めて付き合った彼氏と
最後に電話で交わした言葉です。

付き合って最後の数年間は、
私は彼に「お金返して」ということすら
言えていなかった。

薄々感じていたんです。
彼が必要としているのは「私」ではなくて
私が渡す「お金」だけなんだって。

だから「お金返して」なんて言えば、
私は必要とされなくなるって、

気付いてた。
だから言えなかった。

だけどもう限界で。

そんな私が最後の最後に
絞り出した言葉。

彼にお金を要求する言葉。

その言葉を最後に
音信は途絶えました。


やっぱり、私たちは「お金」で
つながっていただけだった。

彼がお金に困った時は
泣いて縋られたり
怒鳴って脅されることもありました。

別れることも、何度も何度も考えたけど。

「金の切れ目が縁の切れ目」

そんな悲しい結果にしたくなくて。

別れの原因を「お金」にしたくなくて
なんとかがんばっていた。

だけど結局、
「お金」が縁の切れ目になりました。


彼だけではありません。


上京して最初に就職した会社の寮で
相部屋になった先輩も。

彼女は某ネットワークビジネスに
はまっていました。

給料は全部、
セミナーや商品を買うのに使い、
部屋中在庫だらけ。

未開封のサプリや洗剤
浄水器、鍋などが箱に入ったまま山積みで。

「不労所得を得るんだ」と
「未来のためにがんばっているんだ」と

私も同じ部屋、同じ空間にいる中で
毎日のように最低でも1時間以上
電話で他の人に商品をすすめたり
実家の家族とケンカ。


寮住まいのほかの社員や同じ部門のパートさんにも
無理やり商品や会員になることを勧めてたりもして
たびたびトラブルになっていました。

相部屋である私ももちろん誘われて、
何度かセミナーに連れて行かれたり
ファミレスで何時間もビジネスの説明をされたり。

一緒にセミナーに行った人たちも

「ビジネスですでに成功して
収入を得ているんだ」

とは言っていたけど。


なるべく安いファミレスを探したり
一円単位まで割り勘したりして


なんとなく「お金ないんだろうな〜」というのが
滲み出ていました。


そんな先輩と縁が切れたのは、
私の二十歳の誕生日当日。

私はすでに会社を退職して
会社の寮からは出ていたのですが。

お祝いしてくれると言うから
池袋で待ち合わせをしたところ、

先輩からの私の二十歳のお祝いは
ネットワークビジネスの
正式会員への契約でした。

「アップ(親会員?)も呼んであるから
これから一緒に契約の手続きをしよう」って。

その場ですぐに断ると、
火がついたように怒り出して。

絶え間なく大勢の人が行き交う池袋の駅前で
道ゆく人にチラチラ見られながら
30分以上、罵倒され続けました。


工場の経営がうまく行かずに
毎日私の目の前で喧嘩をしていた
実家の両親も。


家計の収支報告をすれば
上から順番に1項目ずつ
重箱の隅を突くように
ダメ出しをしてきた夫も。


みんなみんな、
そんな風になってしまう原因は

突き詰めれば
たった1つだった。


「お金が足りない」から。


これを「呪い」と言わずに
なんと言うのでしょう?

どんなに普段は良い人でも
ただ「お金が足りない」というだけで
あっという間に醜く変わってしまう。


私だって同じです。


子どもがやってみたいと言う習い事も
「どうせ続かないでしょ」とか
「あなたにはちょっと難しいんじゃない」なんて

もっともらしい理由をつけて
諦めさせてしまったり。

これから先、進学先だって、
お金を理由に諦めさせてしまうことだってあるかもしれない。

子どもに仕事の邪魔をされようものなら
イライラが抑えきれずに
感情的に怒鳴りつけてしまう。


仕事よりも子供の方を優先したいのに
お金のために仕事を優先しなければならないことが
嫌で嫌でたまらない。


「お金が足りない」から
限りある時間をさらに切り売りして
収入を増やそうとする。

「お金が足りない」から
時間をかけて、手間ひまかけて節約して
支出を減らそうとする。

そうやって日々忙しなく過ごして
時間をすり減らしながら
どんどん心を亡くしていく。


お金さえあれば、
解決できることがたくさんあったのに。

お金さえあれば、
見なくても良い
人の醜さがたくさんあったのに。

結局いつも「お金が足りない」。

そうやって人を醜くしてしまうお金が、
本当は大っ嫌いなんだ。


この呪いから解放される方法は
結局一つしかないと思うんです。

目先のお金のことなんて
考えなくても良いくらい稼ぎまくってやる。




そのためには
限りある時間を切り売りする「労働」では
とても追いつきません。

自分のビジネスをして

「自分の力で稼げるスキル」

を、身につけるしかない。


「会社で出世する」とか
「ハイスペ夫と結婚する」とか
「神様に祈る」とか
「宝くじで3億当てる」とか

そんな方法は結局、
他人任せ、運任せの方法でしかありません。

本当の意味で自由にお金を手に入れたいなら
自分の力で稼ぐしかない。

お金さえあれば、
解決できる悩みなんて山ほどあります。

会社で人間関係に悩んでたって
無理に働き続けることもしなくて良い。

本当は専業主婦でいたいのに
「家計の足し」にするために
やりたくもないパートに出る必要もない。

今やっているプログラマーの仕事も
クライアントにいつ仕事を切られるか
怯える心配もなくなる。

自分の子どもにだって
教育や体験に
好きなだけお金を使ってあげられて
もっと豊かな経験を積ませてあげられる。


普段着る服や日用品なんかも
「安いから」と言う理由ではなく
「自分が着たいから」「使いたいから」と言う理由で
欲しいものをためらうことなく買うことができる。

住む家や車だって
予算ギリギリの検討をすることもなく
妥協しないで本当に必要なものを
優先して選ぶことができる。

毎日必ずやらなければならない
洗濯や食器洗いも
30万ほどかけて
ドラム式洗濯乾燥機と食洗機を購入したら

ストレスは激減したし
2時間以上の自由な時間を生み出すことができました。

歯並びがガタガタで
人前で笑ったり写真に映るのが憂鬱だったけど
40過ぎてから100万円近くかけて歯列矯正をしたら
思いっきり笑顔で子供と写真に映ることが
できるようになりました。


「お金じゃ買えないものがある」なんて、
結局「キレイ事」です。

お金がない人の、ただの言い訳です。



お金さえあれば、
大体のことは解決できる。

お金さえあれば、
みんなが笑って暮らせる。

悩みやストレスが無くなれば
自分にももっと自信を持って生きていけるようになる。

逆にお金がないままだったら

これから先もずーーーーーーーーっと
どこかしらに息苦しさを抱えたまま
生きていくことになるでしょう。

きっと死ぬまで、息苦しいまま。

私はそんな未来は嫌なんです。

子どもには好きなことをやらせてあげたいし、
私自身も好きなことをして
心穏やかな老後を過ごしたい。

だから、たとえ数ヶ月の時間はかかっても
自分でお金を生み出すスキルを身につけて
仕組みを作り上げ、

今ある不安や悩みが全て吹き飛ぶくらいの
収入が得られるようになろうと
誓いました。


人生80年の中のたった数ヶ月
言い訳も「キレイ事」も抜きにして
全力でお金と向き合う。

そんな時期があっても良いと思ったんです。


だからこれを読んでくださっているあなたも。
キレイ事は一度捨てて
自分の人生とお金について、
全力で向き合ってみてください。

ここまで読み進めてくださったあなたなら
きっと私の気持ちが伝わると

信じています。


あーや

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